Sol (Local Distance pt.5)

‪1ジャスコの地元から1パルコの町に引っ越してもう3年が経つ。都会への憧れを抱いたままこの町で生きていくという思いを込めたこのブログもいつの間にか書くことがなくなってしまった。1パルコの町へ引っ越してもあの場所へのコンプレックスは変わらないままだ。コンプレックスを撒き散らしたあのテキストは意外と多くの人に読まれてるみたいだ。リアクションは本当にうれしい。だけどもうぼくはあんなのは書けない。‬‪

1パルコのテキストを読んで、浅はかにも悔しいと思った。こういうテキストが書きたかったんだと。書きたいと思ったってことはもう書けないんだとも気づいた。このないものばかりの町じゃどうしようもなくぶつけるところのなかったコンプレックスがいつの間にか薄れていっている。誰かが言っていた、ネガティブはあり余る体力だと。‬
‪神戸で地方だとか北摂で地方だとか正直ふざけんなとも思う。ただ都会が近ければ近いほどその疎外感が強いことも理解できる。ないものがない都会は楽しい。だけどその分疎外感も強い。solfaやbaticaに遊びに行くのは楽しいけどそこは自分のための場所だとは思えない。例えそこに住んだとしてもその疎外感は消えることはないだろう。‬

どの町で生きるかということは、誰と生きるかということだと気づいた。1週間に4日間以上会いたい人がいるほうにいた方がいいと言われた気がした。ある程度あるこの町で生きるのも悪くない。最近はweekend予定はあるし音楽以外の楽しいこともある。仕事も楽しいしずっと一緒に生活していくのだろうと思う人にも出会った。どうしようもなくてぶつけるところのなかったコンプレックスが薄れていっているのは、きっとあり余る体力がなくなったからだけではない気がする。‬

このブログの元にもなったThe Enemyの「We'll Live and Die In These Towns」というアルバムを久しぶりに聞いてみたくなった。ぼくはきっとこの町で生きて、そして死んでいく。この町での生活はナイスか? と問いかけられてる気がする。そちらはどうですか、ガストロさん。‬