Memo.33 (2016 Best Tracks (So Far))

40.umber session tribe「Phenomena」
[Japan, HipHop/Funk]
渋谷発の通称路上ファンク。路上で鍛えられた9人によるファンク/ヒップホップのスタイリッシュなバンドサウンドは音源でも十分のクオリティだがライブだとさらに映えるのだろう。初の全国流通EPの発売も控えているので楽しみだ。

 
39.ラブリーサマーちゃん「PART-TIME ROBOT」
[Japan, Pop/Rock]
宅録SSWラブサマちゃん新曲はトレンド感あるパワーポップ路線。サウンド的におもしろいアプローチではあるものの自由に視点を変えられるMVが素晴らしすぎて曲どころではなくなってくるのが難点か。

 
38.Ayen「OOYL feat. Jyodan」
[Japan, R&B]
LA帰りのSSW Ami IdeとDJ Yenによるユニット。Soulectionとも通じるような、フューチャービートでひたすらメロウに仕上げたクオリティの高い一曲。N.O.R.K以降久しぶりにおもしろいR&Bグループが日本から出てきた。

 
37.Galantis「No Money」
[Sweden, TropicalHouse]
スウェーデンのEDMプロデューサーデュオによる最新シングル。トレンドのトロピカルハウスをどストレートにメイクしたサウンドはぜひ野外フェスで聞きたいところ。

 
36.BTS「Save Me」
[Korea, Pop/R&B]
日本でも人気の高い防弾少年団の最新アルバムから。サウンド的にはトラップに近いもののMVも相まって突き抜けるようなイメージの浮かぶポップチューンに仕上がっている。

 
35.Kero Kero Bonito「Break」
[UnitedKingdom, Pop/HipHop]
ケロ・ケロ・ボニトの最新シングル。英語と日本語を混ぜたゆるかわラップがさらに心地よさを増している。Sarahかわいすぎる結婚して欲しい。

 
34.BELLING少女ハート「asthma」
[Japan, Pop/Rock]
ベルハーの最新アルバムから。やはりこの曲はアイドルでもバンドでもないなにかのライブを見せつける夏の魔物での映像が印象深い。もえちの脱退という痛いニュースもあったが強固なサウンドがあれば問題なしか。

 
33.おやすみホログラム「strawberry」
[Japan, Pop/Rock]
早くも3rdアルバムのリリースが発表されたおやホロの2ndアルバムから。しっとりとした曲がフィーチャーされた本作ではあるけれど、ニューロマンサーの前に位置されたこの曲の狂乱っぷりこそおやホロらしい。

 
32.Kick a show「友達以上恋人未満」
[Japan, Pop]
Y2FUNXのシンガーによるソロEPから。テーマ含めどこか脱力感あるサウンドはJABBA DA HUTT FOOT BALLCLUB辺りのゆるいヒップホップともリンクして癖になる。

 

31.Stereo TokyoSidechain Love (Stereoman Remix)」
[Japan, EDM/FutureBass]
炎上アイドル ステ東のリミックスアルバムから。ベタなEDM/ブロステップだった原曲をステマの手によってキャッチーなフューチャーベースへと生まれ変わらせた良リミックス。岸森ちはなさんも聞いているステレオマン。

 
30.Fetty Wap「Wake Up」
[UnitedStates, HipHop]
昨年大ブレイクした隻眼のラッパーによる最新シングル。得意のハイトーンなラップもあるものの全体的にゆったりとしたポップなサウンドに仕上がっている。

 
29.HISTORY「Queen
[Korea, Pop/HipHop]
先日来日していたHISTORYの最新アルバムから。少し前のトレンドだったホーン使いのヒップホップをこのタイミングで更新するような一曲。

 
28.LABOUM「Journey to Atlantis」
[Korea, Pop]
6人組ガールズグループの最新シングル。シンセポップなサウンドにとにかくキャッチーなサビが耳に残る。ラストのサビでは少しウェットに展開したりとポップスとして文句のつけどころなし。

 
27.Babylon「Real Talk feat. Penomeco」
[Korea, R&B]
話題のシンガーBabylonの最新アップ曲。ビートやメロディではなく歌唱力でねじ伏せるような彼のスタイルは清々しい。今年大注目。

 
26.Punchnello「Birthday」
[Japan, HipHop]
注目のラッパーPunchnelloの最新アップ曲。跳ねるようなフューチャーベースなビートと彼のラップの相性が抜群。正式音源のリリースが待ち望まれているラッパーのひとり。

 
25.LIVE「God Bless feat. Punchnello」
[Korea, HipHop]
カムバックしたラッパーLIVEのセカンドトラック。フューチャーベースなビートと先述したPunchnelloのラップの相性の良さを再確認させられる。

 
24.Fickle Friends「Swim」
[UnitedKingdom, NewWave/Pop]
UKブライトンの男女混合5人組による最新シングル。コミカルなMVとともにキャッチーでダンサブルなサウンドは昨今のシティ感ある国内バンド好きの層にもはまりそう。

 
23.Orchards「Peggy」
[UnitedKingdom, Math/IndieRock]
こちらもUKブライトンのバンドによる最新シングル。ゆったりとマス的に展開するサウンド特徴的な女性ボーカルが混ざり合う懐かしのマスポップ。

 
22.Kit Cat「My Broken Valentine」
[Japan, Pop]
3人組シンセダンスポップユニットによる会場限定シングル。(M)otocompoのDr.UsuiによるUKロック感あるサウンドがGood。

 
21.雨のパレード「Tokyo」
[Japan, Rock/Pop]
残響レコードテン年代アートロックバンドの1stアルバムから。前作ではSiaを彷彿とさせるMVも印象的だったが本作では和製The 1975と言われるほどの路線変更。これはこれで良い。

 
20.Sigala「Say You Do feat. Imani & DJ Fresh」
[UnitedKingdom, Drum&Bass/Tropical]
今年のトピックのひとつと言えるトロピカルハウスのプロデューサーによる最新シングル。トロピカルサウンドはハウスを超えてドラムンベースへと、サウンドが映える夏に向けてさらに広がりを見せそうだ。

 
19.LADIES' CODE「Galaxy」
[Korea, Pop/R&B]
いろいろあったと安易に書くには重たすぎる3人組によるカムバック作。行間を読むのは無粋なのかもしれないが、ところどころにメッセージ性が隠れ重みのある一曲となっている。

 
18.Esbee「I Just Wanna Sing feat. HANHAE」
[Korea, R&B]
数々の楽曲提供を行ってきたプロデューサーによるデビュー曲。ストレートな歌詞と釣り合うような透き通る歌声が心地よい。

 
17.underslowjams「Prime Shock」
[Japan, HipHop]
4人組のベテランヒップホップバンドによる最新アルバムから。ベテランでありながら昨今のシティ感ともリンクするようなサウンドとともに国内でもヒップホップバンドの盛り上がりを感じさせる存在。

 
16.Domo Genesis「Dapper feat. Anderson .Paak」
[UnitedKingdom, HipHop]
Odd Futureのラッパーによるデビューアルバムから。今年の顔的なポップマエストロ アンダーソンパーク絡みの楽曲に外れなし。

 
15.BUMKEY「Surprise feat. Beenzino」
[Korea, HipHop]
韓国のフィーチャリングキングによるデビューアルバムからBeenzinoを迎えた一曲。ひたすらにスウィートで歌い始めから溶ける。

 
14.Louie「On The Four Lane Road feat. Yook Sung Jae of BTOB」
[Korea, HipHop]
Geekのルイによる最新アルバムからBTOBのYook Sung Jaeを迎えた一曲。特徴的なハイトーンラップが耳に残るがその対比としてドラマ性を感じさせる落ち着いたフックが空気をすべて持っていく。

 
13.BiSHDEADMAN
[Japan, Pop/Hardcore]
BiSを超える勢いで加速中のBiSHによる99秒メジャーデビューシングル。楽器を持たないパンクバンドらしくスラッシーなギターが走るパンクチューンに仕上がっている。ハグ・ミィの脱退という痛いニュースもあるが、この楽曲路線で進んでいってほしい。

 
12.GOT7「Fly」
[Korea, Pop/R&B]
ガッセの最新ミニアルバムから。トレンドを消化したビートとフロウにキャッチーなメロディが乗るこういう曲がチャート制覇するK-Popがうらやましいなと思う。

 
11.TAEMIN「Drip Drop」
[Korea, R&B/Electronic]
SHINeeのテミン初のソロアルバムオープニングチューン。フューチャーベースの要素は感じさせつつもカテゴライズ不可なビートの上を歌とダンスで乗っていく。さすがSMというべきか初聴の衝撃は今年イチ。

 
10.Jay Park「All I Wanna Do」
[Korea, R&B]
元2PMのパク・ジェボムによる口説きソング。ひたすらスウィートで彼の歌声に酔いしれてしまうチルアウトチューン。

 

09.GIRIBOY「I'm In Trouble feat. Loco」

[Korea, HipHop]
Show Me The Money 3に出演したことでも注目を集めたギリボイの最新アルバムからVV:DのLocoを迎えた一曲。彼の手によるフューチャーベース×ヒップホップなサウンドはキャッチーさも含めてとても理想的。

 
08.InnoVator「I Remember feat. eSNa」
[Korea, HipHop/Pop]
Jiggy FellazのInnoVatorがシンガーのeSNaを迎えたシングル。eSNaのフックもInnoVatorのメロディアスなラップも多幸さ溢れるトラックもすべてにおいて素晴らしい一曲。

 
07.SLEEPY「Body Lotion feat. BANG YONG GUK」
[Korea, HipHop]
UntouchableのSleepyがB.A.PのBang Yong-gukを迎えた最新シングル。先述したギリボイのプロデュースによる一曲で、こちらもフューチャーベース×ヒップホップとして一切文句なし。完璧。

 
06.TAEYEON「Rain」
[Korea, Pop]
少女時代のテヨンによる最新シングル。傷心的な歌詞と彼女の歌声がすばらしく、あえてラストのサビを繰り返さない余白が特に耳に残る。美しい。

 
05.Suchmos「STAY TUNE」
[Japan, Rock/Soul]
10年代シティ感あるサウンドと自信に満ちたセルフボーストで時代をものにしたサチモスによる最新シングル。"20代がつくる新しい音楽"はオーバーグラウンドな日本のバンドシーンを手中に収めようとしている。

 
04.yuigot「MAGIC MAGIC」
[Japan, FutureBass]
人気コンピFOGPAKの最新作のテーマはゲーム。yuigot得意のフューチャーベースサウンドにゲームミュージック要素を加えひたすらキャッチーに仕上げた一曲。

 
03.でんぱ組.inc「ファンファーレは僕らのために」
[Japan, Pop]
夢で終わらんよと宣言した頃から月日が経ち他に本現場を見つける人が多い中、夢で終わらせなかった覚悟と続けることのエモーショナルさを詰めこんだ一曲。言葉のウエイトが違いすぎる。

 
02.Yunomi「ダンスフロアの果実 feat. nicamoq」
[Japan, Pop/FutureBass]
北海道から上京し外仕事も増えてきたカワイイポップメイカー。ひとつのジャンルと化したYunomiサウンドと独特の表現が散りばめられた歌詞が素晴らしい。

 
01.John Gastro「Local Distance 2016」
[Japan, Pop/HipHop]
たぶんこれを超える曲は今年出てこないと思う。