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Memo.34 (2016 Best Albums (So Far))

Memo Best

40.Saosin「Along The Shadow」
[UnitedStates, PostHardcore/Screamo]
おれたちのSaosinが初代ボーカルのAnthony Greenを迎えて復活。エモーショナルなハイトーンと手数の多いドラムは健在。ただの懐古ではなく「Control and the Urge to Pray」や「Second Guesses」などアップグレードされたSaosinを聞かせてくれる。


39.Tomggg「Art Nature」
[Japan, KawaiiPop]
Kawaii Popの先駆者でもあるとむぐぐぐの2nd EP。聞く前から相性がばっちりであることがわかるボンジュール鈴木とのコラボ「Tick Toc Skip Drop」を筆頭にファンシーな世界観をそのまま落とし込んだ音の世界観は唯一無二。

Art Nature

Art Nature

  • Tomggg
  • エレクトロニック
  • ¥1050


38.IO「Soul Long」
[Japan, HipHop]
トイズファクトリーと契約したことでも話題となったクルーKANDYTOWNのIOソロアルバム。MUROMr.Drunkが参加したこのアルバムは日本版illmaticと称されたことも。他の同世代のラッパーと比べ派手さはないが、90年代のサンプリングヒップホップへのリスペクトを感じさせる良作。

Soul Long

Soul Long

  • IO
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥2000


37.Kamaiyah「A Good Night In The Ghetto」
[UnitedStates, HipHop]
オークランドのフィメールMCによる話題のデビューミックステープ。「How Does It Feel」を筆頭に90年代オマージュが詰まったサウンドは懐かしさを感じる。トレンドとは離れたこういった作品が評価されるのもおもしろい。フリー。


36.メガネ「手さぐり」
[Japan, HipHop]
MC松島率いるトウキョウトガリネズミ所属の叙情的な日常生活描写に冷たく鋭いトゲを持つようなラッパーことメガネによる初のフルアルバム。ゴルジェやフットワークの豪華トラックメイカー陣を迎え、BPMがめまぐるしく変わる「ご飯もりもり」などただのゆるかわラップにとどまらない魅力を持つ一枚。


35.SALU「Good Morning」
[Japan, HipHop]
BACH LOGICの手を離れたセルフプロデュース作。tofubeatsの手による「Tomorrowland」「ハローダーリン」などのキャッチーな曲や、シリアスな「Nipponia Nippon」など幅広い曲を揃えつつ、世代にはたまらないネタ使いの「タイムカプセル」でノックアウト。

Good Morning

Good Morning

  • SALU
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥2000


34.MONKEY MAJIK「southview」
[Japan, Rock/Pop]
国内ベテラン多国籍バンドによる10thアルバム。「Delicious」での大幅な路線変更が話題を呼んだように、世界的なトレンドとなったディスコファンクやレゲエロックなどここ数年のビルボードチャートイン曲を彼らなりのポップセンスで表現した一枚。

southview

southview


33.OH MY GIRL「Pink Ocean」
[Korea, Pop]
WM Entertainmentの8人組による3rdミニアルバム。リード曲「Liar Liar」を筆頭に「I Found Love」、「Step By Step」まで全曲シングルクラスの一枚。ビニ推し。

Pink Ocean - EP

Pink Ocean - EP


32.BABYMETAL「METAL RESISTANCE」
[Japan, Metal]
国内より海外での活動がメインとなった彼女たちによる全世界注目の2ndアルバム。トピックスはいろいろとあるけれど、「Road of Resistance」で始まり「THE ONE」で終わる構成であれば間にどんな曲があろうと良いアルバムになることは確約されていたようなものだ。

Metal Resistance

Metal Resistance

  • BABYMETAL
  • メタル
  • ¥2000


31.JONGHYUN「She Is」
[Korea, Pop/R&B]
SHINeeジョンヒョンによる1stソロアルバム。タイトル曲「She Is」から続く「White T-Shirt」などトレンドを押さえたサウンドをみせてくるが叙情的に歌い上げる「Cocktail」まで揃えてくるところがさすがSMといったところか。

She Is - The 1st Album

She Is - The 1st Album


30.ATATA「JOY」
[Japan, Rock]
元Bandwagon、Mirrorなどのメンバーによるベテランバンドの2nd。iTunesにて格安リリースしたり全国流通前に写真集アートワークの音源をライブ会場限定でリリースしたりと相変わらずおもしろい仕掛けばかり。「Song of Joy」はスタソルのその後を描いた新たな代表曲。

JOY - EP

JOY - EP

  • ATATA
  • ロック
  • ¥1050


29.アイドルネッサンス「アワー・ソングス」
[Japan, Pop]
ソニーミュージック初のアイドルグループによる1stアルバム。ソニー往年の名曲を歌とダンスで表現する "名曲ルネッサンス" をコンセプトとしている。ざっくり言えばカバーアイドルに過ぎないのだけれど、曲のセレクトの絶妙さと往年のJ-Popを瑞々しい少女たちが表現するというだけでこれだけ新鮮に聞こえてくるのかと驚かされる。


28.吉澤嘉代子「東京絶景」
[Japan, Pop]
妄想系SSWの2ndアルバム。彼女なりの目線で東京を描いた「東京絶景」が象徴的なようにファンタジックな目線を失わずに日常を描いた曲が並ぶ。前作から「綺麗」「ユキカ」も収録。


27.Creepy Nuts(R-指定&DJ松永)「たりないふたり
[Japan, HipHop]
フリースタイルダンジョンのモンスターとして一般層にも認知されているR-指定とDJ松永によるユニットのミニアルバム。ティーンエイジャーをターゲットにしつつひねくれたネガティブさをコミカルに表現した一枚。バトルMC出身で音源でも成功したラッパーはいないという前例をRが覆しそう。

たりないふたり - EP

たりないふたり - EP

  • Creepy Nuts(R-指定&DJ松永)
  • ヒップホップ
  • ¥1200


26.WINNER「EXIT MOVEMENT : E」
[Korea, R&B/Pop]
YGの5人組グループによる1stミニアルバム。ブルージーなポップチューン「BABY BABY」と軽快なバンドサウンドが特徴的な「SENTIMENTAL」というダブルタイトルチューンが強すぎる。


25.Issues「Headspace」
[UnitedStates, NuMetalcore]
前作でニューメタルリバイバルやクリーンボーカルR&B化など多くのトレンドを生み出したIssuesによる2ndアルバム。タイラーのクリーンが際立つメロディアスなサウンドが大半を占め、ゴスペル的展開を取り入れたりと改めて別格の存在だということを見せつけている。

Headspace

Headspace

  • Issues
  • ロック
  • ¥1600


24.Special Favorite Music「World's Magic」
[Japan, Pop]
関西の9人組ポップバンドの1stアルバム。Special Favorite Musicというバンド名、World's Magicというタイトルから連想される魔法のような音楽が詰め込まれた一枚。若さゆえの瑞々しさと日常の美しさを改めて認識させてくれるような最高のポップミュージック。

World's Magic

World's Magic

  • Special Favorite Music
  • ロック
  • ¥1500


23.Homecomings「SALE OF BROKEN DREAMS」
[Japan, Indie/GuitarPop]
10年代のバンドシーンに残るような名曲「HURTS」を生み出したホムカミの2ndアルバム。先述した「HURTS」を踏まえた上でのギターポップやインディポップなど、盛り上がってきているインディロックシーンをメディアに注目させるような秀作。

SALE OF BROKEN DREAMS

SALE OF BROKEN DREAMS

  • Homecomings
  • ロック
  • ¥1800


22.Stellar「Sting
[Korea, Pop/R&B]
19禁MVも話題を呼んだ4人組による2ndミニアルバム。本作でも「Sting」でのこれでもかと美脚を押し出したMVに目を奪われてしまうが、MonoTreeによるクオリティの高いサウンド面があってこそ。

Sting - EP

Sting - EP


21.韻シスト「CLASSIX」
[Japan, HipHop]
大阪のベテランヒップホップバンドによる6th。BASI&サッコンによる心地よいラップと時代にもフィットするグルーヴィーなサウンドはずるさすら感じる。初期から変わらない心地よいグルーヴ感とゆるいパーティー感はようやく時代が彼らに追いついて来たようにすら思える。

CLASSIX

CLASSIX


20.BJ the Chicago Kid「In My Mind」
[UnitedStates, R&B]
The Social ExperimentやKendrick Lamarなどのアルバムに参加していたことでも知られているシカゴのシンガーによる2ndアルバム。全体的に少し懐かしさを感じるようなソウルフルなサウンドが詰まっているが、中でもケンドリックをゲストに迎えた「The New Cupid」が本当に素晴しい。

In My Mind

In My Mind

  • BJ the Chicago Kid
  • R&B/ソウル
  • ¥1900


19.Dean「130 Mood: TRBL」
[Korea, R&B]
昨年デビューしたシンガーのミニアルバム。全編メロウな構成でありながらトレンドを押さえたビートとフロウのアプローチがあったりとヒップホップ層へも意識したサウンドメイクが素晴らしい。Crushと組んだメロウチューン「What 2 Do」が特に極上すぎる。

130 Mood: TRBL

130 Mood: TRBL


18.Eliza and the Bear「Eliza and the Bear」
[UnitedKingdom, IndieRock]
ロンドン出身の5人組によるデビューアルバム。オーケストラルポップやフォークロック、インディロックを吸収して心踊る曲を詰め込んだ素晴しいアルバム。「Friends」と「It Gets Cold」をまず。

Eliza and the Bear

Eliza and the Bear

  • Eliza and the Bear
  • ロック
  • ¥1600


17.TV Girl「Who Really Cares」
[UnitedStates, Sampling/DreamPop]
前作「French Exit」も注目を集めたサンディエゴの2人組による2ndアルバム。60~70年代のポップスとヒップホップ的サンプリング手法を混ぜ合わせたサウンドメイクは健在で、本作ではさらにサンプリング要素が強まった印象。NYP


16.蓮沼執太「メロディーズ」
[Japan, Pop]
蓮沼執太フィルの活動を経て再びソロ活動を開始した蓮沼執太名義のソロアルバム。フィルの流れを汲むようなオーケストラルな伴奏と自身によって歌われるメロディが調和して軽やかなポップスへと仕上がっている。ツアー福岡の存在を知らずに見逃したのが本当に悔やまれる。

メロディーズ

メロディーズ

  • 蓮沼執太
  • J-Pop
  • ¥2000


15.Halfpace「Me Against I」
[Sweden, MelodicHardcore]
スウェーデン発の叙情派メタルコアバンドによるデビューEP。疾走パートからシンガロングパートまで一気に展開する「The Mute」を筆頭に全編で胸を打つエモーショナルな曲が揃った良作。


14.EXO「EX'ACT」
[Korea, Pop/R&B]
日本でも絶大な人気を誇るEXOの最新アルバム。K-Popらしいトレンドを押さえてポップスへと昇華したサウンドが詰まった良作。リード曲「Lucky One」、フューチャーハウスな「Artificial Love」、フューチャーベースな「They Never Know」などこの目配せのうまさはさすがSMだなと。


13.Lil Yachty「Lil Boat
[UnitedStates, HipHop]
昨年は発狂フロウのOG Macoを輩出したMigosのレーベルから注目のラッパーによるデビューミックステープ。「Good Day」「1 Night」を筆頭に歌うようなフロウでゆるりとしたサウンドが楽しめる良作。Chance The RapperやPost Maloneの新作に参加するなど今後も要注目な存在。フリー。


12.Gallant「Ology」
[UnitedStates, R&B]
LAのシンガーによる初のフルアルバム。前作「Zebra EP」で顕著だったファルセットを活かしたThe Weekndフォロワーなサウンドをさらに一歩進めてキャッチーに仕上げている。先行公開されていた「Weight in Gold」、ゴスペル調な「Bone + Tissue」、アップグレードされた「Jupiter」など彼の歌声に聞き惚れつつも口ずさめるような曲が揃っている。


11.Maison book girl「summer continue」
[Japan, Pop]
変拍子ポップとしてアイドルシーンを超えて賞賛された「bath room」。前作よりさらにサウンド面で洗練され、ポエトリー曲を含めギュッと彼女たちの世界観を4曲に詰め込んだEP。特にリード曲「lost AGE」の完璧さはサクライケンタの才能が爆発しすぎている。

summer continue

summer continue

 


10.LANDMVRKS「Hollow
[France, Progressive/Metalcore]
フランス発プログメタルコアバンドのデビューアルバム。NovelistsのVoをゲストに迎えた「Winter」も話題を集めたが、1曲目「Hollow」の叙情的にため込んだあとの疾走パートが本当に最高すぎる。ひたすらアグレッシブに硬派にサウンドを作り上げた一枚。


09.STUTS「Pushin'」
[Japan, HipHop]
トラックメイカー/MPC奏者による1stアルバム。インストと歌ものが半々の構成で、Fla$hbackS面々や呂布カルマなど旬なゲストを迎えた粒ぞろいの一枚ではあるものの、PUNPEEにクラブ帰りの情景を歌わせた「夜を使いはたして」があまりに素晴しすぎる。

Pushin'

Pushin'

  • STUTS
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1650


08.MAMAMOO「Melting」
[Korea, Pop/R&B]
大ブレイク中のWA ENTERTAINMENT所属4人組による1stアルバム。The Next Episodeライクな「Taller then you」、キャッチーな「You're The Best」「Emotion」、バラード「I Miss You」「Just」などとにかく多彩で全曲シングルクラスの曲が詰まったアルバム。コミカルなキャラクターも愛される理由か。上半期K-Popベストアルバム。

Melting

Melting


07.Negicco「ティー・フォー・スリー」
[Japan, Pop]
多彩なサウンドを彼女たちらしく仕上げた前作「Rice&Snow」に続く本作。時代にフィットするサウンドを選びつつ彼女たちの自然な姿が詰め込まれた最高のポップアルバム。シングルの詰め合わせではなく、アルバム全体を通した流れを作りつつバラード2曲で締めるという起承転結さまで含めた作品はここ最近のアイドルに出せなかった。


06.Anderson .Paak「Malibu」
[UnitedStates, R&B]
Dr.DreのComptonにもフィーチャーされていた西海岸のポップマエストロ アンダーソンパークの2nd。プロデューサー/シンガー/ラッパーという才能を、Robert Glasperや9th Wonderなど豪華ゲスト陣とともにすべて注ぎ込んだ傑作アルバム。

Malibu

Malibu

  • Anderson .Paak
  • R&B/ソウル
  • ¥1500


05.ナードマグネット「CRAZY, STUPID, LOVE」
[Japan, PowerPop]
大阪発日本語パワーポップバンドによる初のフルアルバム。Weezerからの多大な影響を感じるサウンドと情けない歌詞まで含めてひたすらに甘酸っぱい気持ちになってくる。世代であれば「C.S.L」と「Mixtape」で悶絶する。

Crazy, Stupid, Love

Crazy, Stupid, Love

  • ナードマグネット
  • ロック
  • ¥1500


04.MONYPETZJNKMN「上」「下」
[Japan, HipHop]
YENTOWN TOKYOのメンバーMonyHorse、PETZ、JNKMNによるEP2部作。THE LOWBROWSのChaki Zuluによるトラップビートと癖になるフックが耳に残る。PETZがBaauerのアルバムへ参加したりG-DRAGONが主催イベントに顔を出していたりと、音源のみならず映像やアパレルまで含めたYENTOWNというクルーはさらに加速していきそうだ。

上

  • Various Artists
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1500
下

  • Various Artists
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1500


03.CICADA「Loud Colors」
[Japan, TripHop/Footwork]
次作でのメジャーデビューを発表した5人組による最新作。90年代後半のR&BベースなJ-Popという印象の強かった前作から大きくサウンド面で進化。ヒップホップ、そしてフットワークのリズムを取り入れた挑戦的なサウンドでありつつも耳に残るのはメロディという絶妙なバランスが素晴らしい。彼女たちをceroやSuchmosと並べて語るのは無粋。

Loud Colors - EP

Loud Colors - EP

  • CICADA
  • J-Pop
  • ¥1200


02.Especia「CARTA」
[Japan, Pop/AOR/Soul]
大きな決断として拠点を大阪から東京へ移すこととメンバー3人の脱退を発表したEspeciaによる5人体制ラストアルバム。これまでのアーバンな世界観をアップグレードした「Mistake」や、キャッチーに振り切った「Over Time」、ドラムンベースな「Interstellar」などこれまででもっとも幅広く挑戦的なサウンドが詰まった傑作。様々な思いが交錯してあまり聞くことが出来ていないため初聴の印象が色濃く残っている。

Carta - Selection

Carta - Selection

  • Especia
  • J-Pop
  • ¥1700


01.Chance the Rapper「Coloring Book」
[UnitedStates, HipHop]
バンドプロジェクトThe Social Experimentを経た久しぶりのソロ作。本作にも独自のポップセンスでゴスペル要素を取り入れた多幸感ある曲が揃っている。特に師匠と仰ぐKanye Westとの「All We Got」や、「No Problem」「Finish Line / Drown」辺りは本当に素晴しい。彼の高評価を受けて、グラミー賞も無料配信アルバムをノミネート対象とするよう動き始めているとか。上半期はこれしかなかった。