Memo.91 (Sound of February 2019)

■Tracks
10.Mayfield「Torn」
[Canada, MelodicHardcore]


09.In Vice Versa「Devour」
[Thailand, Metalcore]


08.Mahalia「Do Not Disturb」
[UnitedKingdom, Soul]


07.BATACO「Icecream (feat. uami)」
[Japan, Electronic]


06.Sik-K「ADDICT (Prod. Girlnexxtdoor)」
[Korea, HipHop]


05.Hanhae「Flashback」
[Korea, HipHop]


04.BewhY「My Land」
[Korea, HipHop]


03.Jay Park & Woo「ENGINE (Prod. By CODE KUNST)」
[Korea, HipHop]
AOMGのCODE KUNSTプロデュースで社長ジェボムとSMTM6でも話題となったWooのAOMGコラボ。4つ打ちビートにキャッチーなサックスがアクセントで絡みつつラップに合わせて上ネタで遊びまくるビートが最高すぎる。AOMGはpunchnelloやLocoの新譜も充実していたし相変わらず多作ながら高いクオリティで楽しませてくれる。


02.MC松島「もうみんなでmixiの頃に戻ろう」
[Japan, HipHop]
トーキョートガリネズミ代表 兼 RefugeecampのラッパーMC松島の緊急リリースされた最新シングル。クローズドな空間から承認欲求を満たすツールと化したSNSの憂いを母なるmixiと讃えつつ気だるく綴る。もう昔は良かったというノスタルジーの対象はテレビやラジオではなく初期SNS/インターネットになるんだなと思ったり。同シングルの「乳ギャング」も本当に下らなくてわざわざ緊急リリースするほどのものでもない感じが最高。

もうみんなでmixiの頃に戻ろう

もうみんなでmixiの頃に戻ろう

  • MC松島
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

01.マヒトゥ・ザ・ピーポー「Holy day」
[Japan, Alternative]
GEZANのVoマヒトの3rdアルバムから先行公開された1曲。久しぶりにこれほどまで名曲然としたバラードというものを聞いた気がする。90年代後半の写真の羅列から始まり唐突に入ってくるiPhoneやSiriというワードで現実に引き戻され、どうしても彼を彷彿とさせる髪の長いノアともくれん親子の楽しそうな姿の間に差し込まれる多数のイメージとともにすべてがエモーショナルに響いてくる。MVも含め1つの作品として本当に素晴しい。同アルバムからは寺尾紗穂がゲストでボーカルを添える「失敗の歴史」もMVとなっていてそちらも優しさに包まれていて良かった。改めて彼は今のティーンにとってのロックヒーローなのだろうと思わされる。



■Albums
10.KEIJU「heartbreak e.p.」
[Japan, HipHop]

heartbreak e.p.

heartbreak e.p.

  • KEIJU
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1250

 

09.ONE OK ROCK「Eye of the Storm」
[Japan, Alternative]

Eye of the Storm

Eye of the Storm

 

08.Kvi Baba「Natural Born Pain」
[Japan, HipHop]

Natural Born Pain - EP

Natural Born Pain - EP

  • Kvi Baba
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥750

 

07.CHAI「PUNK」
[Japan, Pop]

 

06.Toro y Moi「Outer Peace」
[UnitedStates, SynthPop]

Outer Peace

Outer Peace

 

05.Kehlani「While We Wait」
[UnitedStates, Soul]

While We Wait

While We Wait

  • Kehlani
  • R&B/ソウル
  • ¥1600

 

04.Loco「Hello」
[Korea, HipHop]

Hello - EP

Hello - EP

 

03.Wrong Way To Die「Wild and Lost」
[Italia, MelodicHardcore]
イタリアのgusanosこと(一部しか言ってないけど)Wrong Way To Dieの最新作。日本人の琴線に触れる叙情的フレーズにテクニカルな展開、そしてある程度の音質のラフさ含め国内叙情好きにはたまらない一枚。MVにもなっている「Eternal」は特に後半の展開がツボを突きすぎていて悶絶するし、序盤の疾走パートからストップ&ゴーを繰り返すフロア直球系「Fall Apart」、クライマックス感あるラスト「The Glass I」まで大好物の内容。Mayfieldも新曲をリリースしDreamboundも好調のようなので去年のTime, the Valuatorみたいなバンドが出てくるのを期待。

Wild and Lost

Wild and Lost

  • Wrong Way To Die
  • メタル
  • ¥1500

 

02.LOOΠΔ「[X X]」
[Korea, Pop]
BlockBerry Project所属のガールズグループLOONA(今月の少女)リパッケージアルバム。毎月1人ずつメンバーを公開し12人の完全体となって初のリリースとなった本作は、高い音楽性から韓国外の支持が多いのも納得のクオリティ。MVにもなっている「Butterfly」はサウンド面もさることながら個性的なダンスパフォーマンスも引き込まれるし、メロウな「Satellte」やGroovyRoom「Sunday」同ネタの「Colors」などなど本当に全曲素晴らしい。はやくも日本デビューの話が出てきていたりと今年要注目のグループ。

[X X] - EP

[X X] - EP

 

01.VaVa「VVORLD」
[Japan, HipHop]
今年の国内ブレイクアーティスト1人目、CREATIVE DRUG STOREのラッパーVaVaの2ndフル。昨年リリースされた3枚のEPから、彼の代名詞ともなったブラス使いの「現実 Feelin' on my mind」、彼の人気を決定づけた昨年末リリースのEPから「Virtual Luv (feat. tofubeats)」「Hana-bi (feat. BIM)」「星降る街角 (feat. 角舘健悟)」などを収録した万全の一枚。EPからの収録曲が多いことやブラス使いビートが大半を締めるため "EPサイズのスター" という意見に納得せざるをえない部分もあるが細かいことは置いといて、彼のようにクラブ嫌いでいけてない自分を内省的に綴るラッパーがブレイクしたことを手放しで喜びたい。

VVorld

VVorld

  • VaVa
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥2000