Memo.101 (Sound of November 2019)

■Tracks
10.JuniorChef「Domo (feat. ShiGGa Shay, SonaOne & JP THE WAVY)」
[Asia, HipHop]



09.嵐「Turning Up」
[Japan, Pop]



08.OMSB「波の歌」
[Japan, HipHop]



07.HAIM「Now I'm In It」
[UnitedStates, Indie]



06.yonawo「ミルクチョコ」
[Japan, Indie]



05.Sean Henry「Rain, Rain」
[UnitedStates, Pop]



04.slowthai x Mura Masa「Doorman」
[UnitedKingdom, HipHop]



03.Mura Masa「No Hope Generation」
[UnitedKingdom, NewWave]
来年リリース予定のアルバム「R.Y.C」からの先行曲。タイトル通り希望のない時代に生きていることに対する不満をNew Waveを彷彿とさせるキャッチーなサウンドに乗せ歌うことで悲劇/喜劇の二面性を表しているようにも感じられる。既に公開されているClairoやslowthaiとのコラボ曲も素晴らしいし来年のアルバムに期待。



02.Friday Night Plans「All The Dots」
[Japan, Soul]
Taeyoung Boyとの「Ain't Nothing」で話題を呼んだ新鋭シンガーによる2nd EPから。PERIMETRONによるMVも話題のこの曲は、序盤のLofi Hiphop感から徐々に広げるように展開する変則的ビートとどこか陰の空気が漂う彼女の歌声がマッチしていて、歌ものLofi Hiphopとしての新しいアプローチも垣間見える良曲。



01.Junction Three「ギリギリジャンプ」
[Japan, HipHop]
小倉を拠点とするDAOとRiッキーによるユニット。すでに10万回再生と話題のこの曲、キャッチーなフックとビートで現行ぽさを感じさせつつもラップはスタンダードなスタイルなのがおもしろいしMVに見覚えのある小倉の街並みが使われていて無条件で上がってしまう。今月アップされた「きっときっと大丈夫」も公開1ヶ月経たず3万回再生と今後の活動にかなり期待。




■Albums
10.SUSHIBOYS「死んだら骨」
[Japan, HipHop]

死んだら骨

死んだら骨

  • SUSHIBOYS
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1528

 

09.Hoody「Departure」
[Korea, Soul]

Departure

Departure

  • Hoody
  • R&B/ソウル
  • ¥1681

 

08.Blood Orange「Angel's Pulse」
[UnitedKingdom, Soul]

Angel's Pulse

Angel's Pulse

  • Blood Orange
  • R&B/ソウル
  • ¥1528

 

07.Stray From The Path「Internal Atomics」
[UnitedStates, Hardcore]

Internal Atomics

Internal Atomics

  • Stray From The Path
  • ハードロック
  • ¥1222

 

06.NU'EST「The Table」
[Korea, Pop]

The Table - EP

The Table - EP

 

05.SNJO「Diamond」
[Japan, Electronic]


04.ヱスケー「同じ気持ちでいるのは難しい」
[Japan, HipHop]

同じ気持ちでいるのは難しい

同じ気持ちでいるのは難しい

  • ヱスケー
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥458

 

03.Brooke Candy「Sexorcism」
[UnitedStates, HipHop]
ホームレスのストリッパーを経てPornhubと共同でポルノ映画を監督するなど異色の経歴を持つラッパーによるデビュー作。Boys NoiseプロデュースのFuck me upをひたすら連呼する「FMU」、基本的に歌詞がPussyから始まる「Drip」、Charli XCXをゲストに迎えた「XXXTC」など一曲一曲の癖がすごいことになっているが、セクシャリティやセックス・ポジティブさを前面に出しつつどれもフックがきいていて次世代ダークポップアイコンになる予感も匂わせる。しかし何回みてもジャケットのインパクトがすごい。

Sexorcism

Sexorcism

  • Brooke Candy
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1528

 

02.NF Zessho x Aru-2「AKIRA
[Japan, HipHop]
福岡市早良区出身のラッパーNF ZesshoとボーカルプロジェクトNotologyのアルバムも話題のAru-2によるタッグ作。オーセンティックで心地よいビートにゆるっとしたボーカルを乗せるAru-2に対してストイックにラップを繰り出す絶招の対比もおもしろいこのアルバムは、やはり絶招の言葉の力に引っ張られ歌詞カードを追いながら聞かなければならないという思いにさせられる。MVにもなっている「All Friends」では "他人を否定するたびに生きづらくなって 他人を肯定するたびにBitchになる" "死にたいと思える夜はやけにありきたりで そして今日も無事に過ぎていく" と綴り、ネタ使いと相まって気持ちいい「I Give」では "この日々は螺旋 いつか天に昇るまで愛せるか生 雲を超えたあとはどうせ嫌でも快晴" などと日常から飛躍し幅広く普遍的なメッセージにまで到達、「Get High」でのリリカルな締めまでのラスト3曲が本当に素晴しかった。小倉でのリリースライブには行けず本当に残念。

AKIRA

AKIRA

  • NF Zessho x Aru-2
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1833

 

01.Holding Absence「Holding Absence」
[UnitedKingdom, MelodicHardcore]
SharpTone Records所属ウェールズ出身のポストハードコアバンドによるデビュー作。Loatheとのスプリットでも知られている彼ら、序盤「Perish」「Your Love (Has Ruined My Life)」「Like a Shadow」の畳み掛けから始まり、美しいピアノバラード「Marigold」、Live MVでは会場全ガロングな様子もみえる「Monochrome」などなどが続くが、Deluxe版リリース時に追加された新曲「Here Forever」が本当に素晴らしい。叙情性を中心に添えつつスタジアムクラスのシンガロング風景も目に浮かぶ普遍的でエモーショナルなメロディ。次世代UKバンドNo1との呼び声も高いHA、最後にこんな曲を用意してくるなんて今年は彼らの年だったと言わざるをえない。今年を代表する名盤。

Holding Absence (Deluxe Version)

Holding Absence (Deluxe Version)

  • Holding Absence
  • ロック
  • ¥1681