Memo.92 (Sound of March 2019)

■Tracks
10.Kvi Baba「A Bright (feat. SALU)」
[Japan, HipHop]



09.sui sui duck「E memory」
[Japan, Alternative]



08.DJ RYOW「no talk zone feat. JIN DOGG」
[Japan, HipHop]



07.FIVE NEW OLD「What's Gonna Be?」
[Japan, Indie]



06.NOT WONK「Down the Valley」
[Japan, Indie]


05.片想い「2019年のサヨナラ(リリーへ)」
[Japan, HipHop]

2019年のサヨナラ(リリーへ)

2019年のサヨナラ(リリーへ)

  • 片想い
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

04.舐達麻「FLOATIN'」
[Japan, HipHop]



03.MON/KU「mickey?」
[Japan, Pop]
22歳栃木県在住宅録アーティストMON/KUによる4曲目。作曲をはじめてまだ2ヶ月ほどということもあり特に情報もないままSoundcloudでアップされる曲だけ一人歩きし話題になっている彼、一聴して化け物かと思った。アップされている他の曲と比べるとかなり音数も多くアッパーに展開する曲だが、どこかメロディはV系を彷彿とさせたりと情報量が多いにも関わらずポップス枠に収まりそうなバランス感がすごい。製作ペースも早く、今年何かしらの作品をリリース出来れば一気にブレイクしそうな雰囲気も。


02.Billie Eilish「bury a friend」
[UnitedStates, Pop]
LA出身17歳のSSWビリー・アイリッシュのデビューアルバムから。テンタシオンらによるEmo Trapや自身も楽曲提供した13の理由など、現在のティーンにまとわりつく憂鬱を埋葬することをテーマにしたこの曲。サウンド的なおもしろさもありつつティーンの代弁者という意味でもすでに2020年を代表するアーティストとなることが約束された彼女。月末にリリースされたデビューアルバムも今年を代表する一枚と称されるだろうしじっくりと聞きこむつもり(それにしても昨年時点でブッキングしたサマソニはさすが)。



01.大森靖子「LOW hAPPYENDROLL --少女のままで死ぬ-- feat. 平賀さち枝
[Japan, Pop]
若手女性監督による15本のオムニバス映画「21世紀の女の子」でラスト15作目のバックで流れていたこの曲。焦燥感とエモーショナルさがエスカレートしていく曲展開も、同じメロディに異なる歌詞と感情を乗せる2人のかけ合いも、大森靖子の一方的な思いも含め本当に素晴らしい曲だと思いつつ、大森靖子が歌う少女賛歌は男であるぼくには数パーセントも理解できてないのだろうなと思い寂しく思ったりもする。

 


■Albums
10.Little Simz「GREY Area」
[UnitedKingdom, HipHop]

Grey Area

Grey Area

  • Little Simz
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1500

 

09.American Football「American Football (LP3)」
[UnitedStates, Emo]

 

08.iri「Shade」
[Japan, Soul]

Shade

Shade

  • iri
  • J-Pop
  • ¥1900

 

07.さとうもか「Merry go round」
[Japan, Pop]

Merry Go Round

Merry Go Round

  • さとうもか
  • J-Pop
  • ¥1650

 

06.Mayfield「Careless Love」
[Canada, MelodicHardcore]

Careless Love

Careless Love

  • Mayfield
  • メタル
  • ¥1350

 

05.クボタカイ「305」
[Japan, HipHop]

ベッドタイムキャンディー2号

ベッドタイムキャンディー2号

  • クボタカイ
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 

04.Notology Aka Aru-2「Zetsulin」
[Japan, HipHop]

Zetsulin

Zetsulin

  • Notology Aka Aru-2
  • R&B/ソウル
  • ¥900

 

03.YOSA & TAAR「Modern Disco Tours」
[Japan, Dance/Electronic]
渋谷VISIONの人気イベントMODERN DISCOのレジデント2名による共同プロジェクト。先行配信されていたSIRUPとの2ステップ「Fever」が素晴らしすぎて期待値が上がっていた1stだが、同じく先行配信されていた「Slave of Love (feat. 向井太一 & MINMI)」、福岡AttractionsのTaroをゲストに迎えた「Perfect Fire」、ラスト曲「HIKARI (feat. 踊Foot Works)」まで豪華ゲストを迎えつつあくまで現場を意識したような素晴らしい内容に。タイトル通りMODERN DISCO地方開催などやってくれないかなと少し期待。

Modern Disco Tours

Modern Disco Tours

  • YOSA & TAAR
  • エレクトロニック
  • ¥1800

 

02.君島大空「午後の反射光」
[Japan, Pop]
国内SSW新たな才能が本当に止まることなく現われてくる。ドラムサポートに石若駿を迎え、CRLK/LCKSの所属レーベルApollo Soundsからという万全の体制でリリースされた君島大空の1st EP。90年代後半シューゲイズ/オルタナ感ある邦ロックをサイケに混ぜ合わせ、とけそうなほど儚げに歌われる陰を含んだポップソングは、直接降り注ぐ光ではなくイメージとしての反射光というサウンドスケープが広がる。「遠視のコントラルト」「午後の反射光」が本当に素晴らしかった。折坂悠太が出てきたと思ったら昨年末に長谷川白紙、その次は君島大空とまだまだ新たな才能が出てきそう。

 

01.Dos Monos「Dos City」
[Japan, HipHop]
yahyel、向井太一らとの交流も深い荘子it擁する3人組によるデビューアルバム。Thelonious MonkBrilliant Corners」を大胆にサンプリングしたかけ合いラップ「in 20XX」の権利問題でリリースが遅れただけにハードルが上がっていたわけだがそれを軽く飛び越え今年を代表する一枚となるのは確実の充実作に。ジャズを再構築しインテリジェンスを感じる独特のワードチョイスでラップを乗せるスタイルからはコラージュにも近い遊び心に満ちている(そこらへんは自らをもうひとつのシティポップと名乗るインタビューに興味深い内容が書かれていた)。特に序盤「劇場D」~「Clean Ya Nerves」までを聞いたときにどクラシックかと思ったし、初めてSIMI LABを聞いたときと同じ衝撃を受けた。快作。

Dos City

Dos City

  • Dos Monos
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥2000