Memo.64 (2017 Best Tracks (So Far))

30.hokuto「Cheep Sunday feat. 唾奇」
[Japan, HipHop]
MPCプレイヤーhokutoの昨年末リリースされた1stから。唾奇のクズな人柄の出たラップがシンプルにかっこよくてニヤけてしまう。「Same As」からこの曲、そして「Jasmine」までの流れを狙っていたとしたら見事。


29.NF Zessho「Wonder Balloons」
[Japan, HipHop]
福岡市早良区在住のラッパー絶招の最新アルバムから。時代に左右されないシンプルなラップのかっこよさを彼はずっと維持している。"馴れ合いの成れの果てのJ-RAP 俺の部屋じゃ流れねえよ東京の定番" なんて歌詞から地方在住のプライドを感じたりも。


28.HENRY「I'm good feat. nafla」
[Korea, R&B/HipHop]
SUPER JUNIOR-Mヘンリーの最新シングル。話題のレーベルMKIT RAINのnaflaをフィーチャーし、世界的に見ても明らかに独自路線を走るフューチャーベース感あるR&B/HipHopをチャートインさせている。


27.Kodak Black「Patty Cake」
[UnitedStates, HipHop]
Tunnel Vision」がヒット中の注目ラッパー最新アルバムから。FINAL FANTASYⅩのサントラからサンプリングした日本人好みなトラックで勝ち。


26.Joey Bada$$「For My People」
ポリティカルなコンセプトアルバムとなった最新アルバムから。アルバムの中でも特に従来の路線とは異なるポップな作りにはなっているもののリリカルなメッセージ性が印象的な一曲。


25.X4「i want you back」
[Japan, Pop]
関西発の男性ボーカルグループによる最新アルバムから。トレンドのゆったりめなエレクトロサウンドに日本の男性アイドルらしいLDHライクなボーカルが乗っかる。メディアでも特集が組まれるようになり、いよいよ男性アイドルもブーム間近。


24.Time, The Valuator「When I Meet Death」
[Germany, Progressive/PostHardcore]
優良メロディックバンドを続々輩出するDreambound所属のバンドによるアップカミングなデビューアルバムからの2ndシングル。王道的な叙情系サウンドをベースにしつつもチャートインも狙える普遍性を兼ね備えたシーンにとって貴重な存在。デビューアルバムで一気にブレイクか。


23.Sleep Token「Calcutta」
[UnitedKingdom, Progressive/PostRock]
Basick Records所属の謎のコレクティブSleep TokenのアップカミングなEPからのシングル。チャートインバラードばりのメロに叙情パートやプログレッシブな展開を入れるアンバランスっぷりがGood。続々リリースされる楽曲が素晴らしすぎるのでアルバムが待ち遠しい。


22.Native Rapper「今更 feat. lulu」
[Japan, Electronic/HipHop]
TREKKIE TRAXからのリリースでも知られている京都のラッパーによる最新曲。シンガーluluとのかけ合いごとに目まぐるしく変わる感情とトラックがリンクするアプローチに新しさを感じる。"現状維持を望んでも思いがけず前に進んだ人生を" というワードチョイスが良い。


21.Minzy「Flashlight feat. Jay Park」
[Korea, R&B]
元2NE1のミンジのカムバック作から。Groovy Roomをプロデュースにジェボムをフィーチャーという万全の体制で作り上げた極上のメロウチューン。しかしGroovy Roomは今年何曲ヒット作を送り出すんだ。


20.Liam Gallagher「Wall of Glass」
[UnitedKingdom, Rock]
8月リリース予定のソロデビューアルバムからの先行曲。おじさんたち号泣必至なUKロックの醍醐味が詰まった素晴らしい一曲。


19.Charisma.com「Like it」
[Japan, HipHop]
カリスマさん最新アルバムから。オールドスクールなトラックに乗るメリヤスのラップはエレクトロニックなトラックよりも相性が良い。あっこゴリラとのコラボも良い内容だったし元々メリヤスは評価の高いフィメールMCだったので、全曲トラックを外注したアルバムも聞いてみたい。


18.SALU「夜に失くす feat. ゆるふわギャング」
客演仕事で幅の広さを見せつけるSALUの最新アルバムから。オーバーグラウンドでもフックアップされているゆるふわギャング(Automatic以外)をフィーチャーしMGMTサンプリングというトピックスに満ちた一曲。元ネタのチョイスが安直と言われていたりもするがシンプルに良い曲に仕上がってるので別に良いのでは。


17.Special Favorite Music「Ceremony」
[Japan, Pop/Rock]
前作「World's Magic」も素晴らしい内容だった関西の大所帯ポップバンドによる最新シングル。sfmの曲は聞いてると本当に音楽の魔法なんて言葉を口にしてしまいそうになるほどキラキラと輝いている。アルバムリリースも決定しているので楽しみだ。


16.yahyel「Iron」
[Japan, Electronic]
DATSのメンバー擁するヤイエルの最新シングル。スケール感あるインディR&Bライクな曲調で進みつつ後半で一気に加速させプツリと切れる展開が痺れる。


15.Kiddish「ロマンサー」
[Japan, Pop]
Soundcloudにてリリースを続ける女性宅録SSW。トレンドなシティ感とも親和性あるポップチューンを作り続ける彼女のリリースが毎月の楽しみになりつつある。


14.K.A.R.D「Don't Recall」
[Korea, Pop/HipHop]
韓国でもっとも正規アルバムが待望されている男女混合グループによるシングル。トレンドなトロピカルライクなサウンドをポップスに仕上げ、パートで入れ替わる混声ボーカルが他のグループと違った質感を作り出している。ともかく下半期にアルバムを。


13.DEAN「come over feat. Yerin Baek」
[Korea, R&B]
The InternetのSydとのコラボも話題を呼んだ韓国の人気シンガーによるらしさ溢れるスウィートなシングル。安定のクオリティで出す曲すべて外さない。


12.CIRRRCLE「Cycle」
[Japan, HipHop/R&B]
AYENのボーカルとしても知られているAmi IdeとA.G.O、Jyodanによるコレクティブ。Chance The Rapper周辺やBrasstracksによって盛り上がっているホーンセクションをサンプリングした楽曲が日本でもこのクオリティで出てきた。


11.either「In my room」
[Japan, Indie]
東京の青春発墓場行きバンドによるライブ会場限定シングルから。甘酸っぱいインディ/パワーポップ感あるサウンドにシンガロングなサビでガッツポーズ。生駒で観たライブも素晴らしかった。


10.SEOHYUN「Don't Say No」
[Korea, Pop/R&B]
様々なトラブルでどこか勢いに欠けたSM関連だったが、少女時代ソヒョンのこの曲はずば抜けていた。00年代R&B/Popを現行ビートでアップデートしたかのようなサウンドはさすがSMといった感じ。


09.Rina Sawayama「Cyber Stockholm Syndrome」
[UnitedKingdom, Pop]
ロンドン在住のモデル/シンガー リナ・サワヤマの最新曲。デジタル世代の憂いをポジティブに解釈しドラマティックに歌い上げたインターネットアンセム。デビューアルバムも今年発売予定とのことなので楽しみだ。


08.TOKYO HEALTH CLUB「supermarket」
[Japan, HipHop]
THC最新EPから。Manhattan Recordsからのリリースとなった前作と比較し、本作ではよりエヴァーグリーンさを意識して作られたようにも感じる。止まることのない欲求と虚無感のアンバランスさをキャッチーに描写する表現力はさすが。


07.DJ Khaled「I Love You so Much feat. Chance The Rapper」
[UnitedStates, HipHop]
今回も豪華メンバーを迎えたDJ Khaledの最新アルバムから。チャンス名義で出してもおかしくないような(というかディレクションはチャンスが握っていそうな)、Jackson5サンプルにゴスペルライクな展開を入れたチャンス印な一曲。嫌いな人いないのでは。


06.Alter Eago「Secret Moment」
[Japan, Electronic]
福岡のシンセポップユニット/バンドの最新曲。ミニマルに始まりつつ終盤に向かうにつれインディR&Bやシューゲイズなどもちらつかせる展開が極上。特にローカルというものを意識するシーンではないが、地元からこういったアクトが現れたことはシンプルにうれしく思う。


05.Mad Clown「Lost Without You feat. Bolbbalgan4」
[Korea, Pop/HipHop]
韓国の童子兄さんなのかはわからないが女性シンガーとのコラボを立て続けにリリースするMad Clownによるボルパルガンとのコラボ。ボルパルガンが絡めばすべて間違いないかのようにキャッチーなフックが素晴らしい大ヒット曲。とにかく街中でかかりまくっていたので、この曲を聞くと釜山旅行を思い出す。


04.IU「Palette feat. G-DRAGON」
[Korea, Pop/HipHop]
韓国のシンガー アイユーの4thアルバムからジードラヨンを迎えたタイトルチューン。ゲストの話題性もあるものの、何より彼女の歌唱力とフックのメロディが極上すぎる。今年の現時点K-Popベストトラック。


03.鈴木真海子「Contact TOSHIKI HAYASHI(%C) remix」
[Japan, HipHop]
chelmicoの真海子ちゃんソロからパーシーのリミックス。原曲よりも柔らかいトラックと真海子ちゃんの持ち味でもある滑らかなフロウが相まって抜群の心地よさ。MVを観てるとはちゃめちゃ恋したくなる。


02.FARMHOUSE「BACK TO REALITY」
[Japan, HipHop]
今おすすめの国内ヒップホップは?と聞かれればSUSHIBOYSしかない。特にFARMHOUSEのフロウは心地よい英語風日本語フロウをさらに上の次元へと持ち上げつつ、ちゃんと内容を読めば良い意味でのしょうもさがあって笑える。コミカルなテーマでコンスタントに曲をリリースしている今の活動を維持しつつ、もっと多くの人に聞かれて欲しい。


01.KICK THE CAN CREW「千%」
[Japan, HipHop]
KICK THE CAN CREW AGAIN