Memo.50 (2016 Best Albums)

50.UNDERHAIRZ「1周年記念デモ音源集」
[Japan, HipHop]
大阪の清純派エロアイドルのワンマン限定で配布されたデモ音源集。内容の説明は控えるけれど実質1位。


49.Special Favorite Music「World's Magic」
[Japan, Pop]
関西の9人組ポップバンドの1stアルバム。Special Favorite Musicというバンド名、World's Magicというタイトルから連想される魔法のような音楽が詰め込まれた一枚。若さゆえの瑞々しさと日常の美しさを改めて認識させてくれるような特別なポップミュージック。

World's Magic

World's Magic

  • Special Favorite Music
  • ロック
  • ¥1500


48.メガネ「手さぐり」
[Japan, HipHop]
MC松島率いるトウキョウトガリネズミ所属の叙情的な日常生活描写に冷たく鋭いトゲを持つようなラッパーことメガネによる初のフルアルバム。ゴルジェやフットワークの豪華トラックメイカー陣を迎え、BPMがめまぐるしく変わる「ご飯もりもり」などただのゆるかわラップにとどまらない魅力を持つ一枚。

Tesaguri

Tesaguri

  • メガネ
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1800


47.Homecomings「SALE OF BROKEN DREAMS」
[Japan, Indie/GuitarPop]
10年代のバンドシーンに残る名曲「HURTS」を生み出したホムカミの2ndアルバム。先述した「HURTS」を踏まえた上でのギターポップやインディポップなど、盛り上がってきているインディロックシーンをメディアに注目させるような秀作。

SALE OF BROKEN DREAMS

SALE OF BROKEN DREAMS

  • Homecomings
  • ロック
  • ¥1800


46.Halfpace「Me Against I」
[Sweden, MelodicHardcore]
スウェーデン発の叙情派メタルコアバンドによるデビューEP。疾走パートからシンガロングパートまで一気に展開する「The Mute」を筆頭に全編で胸を打つエモーショナルな曲が揃った良作。

Me Against I - EP

Me Against I - EP

  • Halfpace
  • ロック
  • ¥1000


45.To The Rats And Wolves「Dethroned」
[Germany, Alternative/PostHardcore]
ドイツの人気バンドによる2nd。1曲目からマンソン感ある入りでやられるが、その後もSlipknotLINKIN PARK辺りの影響を今のサウンドに落とし込んだ曲が並びにやりとする。特に「Starting Over」は時代が違えば一大アンセムとなっていたのではと思わせる良曲。

ディスローンド

ディスローンド

  • To The Rats And Wolves
  • メタル
  • ¥1500


44.Charlie Puth「Nine Track Mind」
[UnitedStates, Pop]
Wiz Khalifaとの「See You Again」が大ヒットしたことでも知られているSSWによるデビューアルバム。「One Call Away」「Marvin Gyne」などヒット曲を含め、「Up All Night」「Left Right Left」などレトロフューチャーなサウンドを詰め込んだ正統派シンガーによる時代に左右されない良作。早くも2ndが楽しみ。


43.Noname「Telefone」
[UnitedStates, HipHop
Chance The Rapper周辺の作品へのゲスト参加でも知られているシカゴのフィメールMCによるデビューアルバム。チャンス周辺よりもっとほのぼのとした休日の午前中といったイメージのサウンドではあるものの、女性ならではの視点で書かれたリリカルな歌詞も注目すべき一枚。


42.韻シスト「CLASSIX」
[Japan, HipHop]
大阪のベテランヒップホップバンドによる6th。BASI&サッコンによる心地よいラップと時代にもフィットするグルーヴィーなサウンドはずるさすら感じる。初期から変わらない心地よいグルーヴ感とゆるいパーティー感はようやく時代が彼らに追いついて来たようにすら思える。SUNSET LIVEで観たライブもロケーション含め最高でしかなかった。

CLASSIX

CLASSIX


41.iri「Groove it」
[Japan, R&B]
逗子在住のシンガーによるデビューアルバム。編曲にケンモチヒデフミ、STUTS、YOSAなど旬なメンツを迎え、アーバンメロウであったりヒップホップソウル的なサウンドを繰り広げる。そこにスモーキーな歌声で等身大の言葉が乗っかることでJ-Pop感が生まれるというバランスの良い一枚に。今後が楽しみなシンガー。

Groove it

Groove it

  • iri
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1900


40.ATATA「JOY」
[Japan, Rock]
元Bandwagon、Mirrorなどのメンバーによるベテランバンドの2nd。iTunesにて格安リリースしたり全国流通前に写真集アートワークの音源をライブ会場限定でリリースしたりと相変わらずおもしろい仕掛けばかり。「Song of Joy」はスタソルのその後を描いた新たな代表曲。

JOY - EP

JOY - EP

  • ATATA
  • ロック
  • ¥1050


39.GFRIEND「LOL
[Korea, Pop]
今年TWICEと並びガールズグループを牽引したヨジャチングの1stアルバム。チャートキルした「NAVILLERA」を筆頭にOrlandが作ったようなシンセポップ「LOL」、トレンドのレゲエサウンド「Distance」まで多彩な曲が並ぶ。ストレートな恋愛模様を描く楽曲や制服を着たビジュアル含めK-Popの中でも日本のアイドルに近い感触。


38.evening cinema「jetcoaster e.p.」
[Japan, AOR]
Ano(t)raksからリリースされたAORバンドのデビューEP。AORと歌謡曲テイストのあるサウンド上で語られる10年代の物語というバランスが◎。もはやトレンドからスタンダードとなったシティポップサウンドの次を感じさせてくれる。

jetcoaster e.p. - EP

jetcoaster e.p. - EP

  • evening cinema
  • J-Pop
  • ¥800


37.Jay Park「Everything You Wanted」
[Korea, R&B]
韓国ヒップホップ/R&Bシーンを牽引する存在となった元2PMジェボム氏による2nd。今年を代表する極上メロウチューン「All I Wanna Do」や、思いっきりSorryなトラックで "I can be your Justin Bieber" と歌う「Me Like Yuh」などトレンドを意識したサウンドにゲスト陣のセレクト含め今年の韓国ヒップホップシーンを象徴するような一枚に。

Everything You Wanted (Deluxe Edition)

Everything You Wanted (Deluxe Edition)

  • ジェイ・パーク
  • R&B/ソウル
  • ¥1800


36.Baauer「Aa」
[UnitedStates, Electronic/Trap]
Harlem Shake」の大ヒットでも知られているトラップのプロデューサーによるデビューアルバム。アッパーな「GoGo!」などもあるものの、ハーレムシェイクのイメージを払拭(?) するかのごとくディープなサウンドが大半を占める。日本からYENTOWNのPetzをゲストに迎えるアンテナの高さにも驚かされる。

Aa

Aa

  • Baauer
  • エレクトロニック
  • ¥1500


35.MGF「Float in the Dark」
[Japan, HipHop]
ROSE RECORDSの3MCによる1stアルバム。「優しくしないで'94」を筆頭に等身大の言葉でゆるいグルーヴを作り出すサウンドは、グループ名含めファッショナブルさが出ているが、Meisoのリミックスという意外な飛び道具もあったりとそのカテゴライズに留まらない一枚に。

Float in the Dark

Float in the Dark

  • MGF
  • J-Pop
  • ¥1500


34.TAEYEON「Why」
[Korea, Pop / R&B]
少女時代テヨンによる2ndミニアルバム。今年頭にリリースしたシングル「Rain」も素晴しかったが、本作ではトレンドに目配せしたSMらしい一枚に。LDN Noiseと売れっ子シンガーDeanを起用し、トロピカルとゴスペルを取り入れた「Why」「Starlight」の2曲がずば抜けている。

Why - The 2nd Mini Album

Why - The 2nd Mini Album


33.BJ the Chicago Kid「In My Mind」
[UnitedStates, R&B]
The Social ExperimentやKendrick Lamarなどのアルバムに参加していたことでも知られているシカゴのシンガーによる2ndアルバム。「Woman's World」を筆頭に懐かしさを感じるソウルフルなサウンドが詰まっているが、中でもケンドリックをゲストに迎えた「The New Cupid」が本当に素晴しい。

In My Mind

In My Mind

  • BJ・ザ・シカゴ・キッド
  • R&B/ソウル
  • ¥1900


32.ザ・なつやすみバンド「PHANTASIA」
[Japan, Pop]
毎日が夏休みだったらいいのなーという信念の元結成されたアンサンブルバンドによる3rd。スティールパンやストリングスも入ったサウンドは、より広がった夏の爽やかさと切なさが詰め込まれている。嫁入りランドをゲストに呼んだ「GRAND MASTER MEMORIES」は聞いてると本当に幸せな気分に。

PHANTASIA

PHANTASIA

  • ザ・なつやすみバンド
  • J-Pop
  • ¥1900


31.Sing Street「Original Motion Picture Sound Track」
[Ireland, Rock]
青春ロック映画「シング・ストリート」のサウンドトラック。Duran DuranThe Cureなど80年代ニューウェイヴ/パンクバンドもありつつ、それに影響されて作られた劇中バンドのオリジナル曲も収録。映画の素晴らしい内容ありきではあるが単体でも十分楽しめる。

Sing Street (Original Motion Picture Soundtrack)

Sing Street (Original Motion Picture Soundtrack)

  • Various Artists
  • サウンドトラック
  • ¥1600


30.校庭カメラガールツヴァイ「Night on Verse」
[Japan, Rap/Electronic]
来年1月のワンマンライブでの解散を発表したコウテカ2のラストアルバム。トラックをほぼ全編masayuki kubo (And Vice Versa) が手掛け、終わることを意識した言葉が並ぶエモーショナルな一枚。今年のアイドルラップもコウテカ一択だったというのは少し寂しさを感じたりも。「Lonely Lonely Montreal」が本当に素晴らしかったため、万全の体制でのALYT-プロデュースアルバムが聞きたかったというのが正直な感想。

Night on Verse

Night on Verse

  • 校庭カメラガールツヴァイ
  • エレクトロニック


29.MONYPETZJNKMN「上」「下」
[Japan, HipHop]
YENTOWN TOKYOのメンバーMonyHorse、PETZ、JNKMNによるEP2部作。THE LOWBROWSのChaki Zuluによるトラップビートと癖になるフックが耳に残る。kiLLaの離脱はあったものの、Baauerのアルバム参加やG-DRAGONが主催イベントに顔を出していたりと、音源のみならず映像やアパレルまで含めたYENTOWNというクルーは来年も目が離せそうにない。

上

  • Various Artists
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1500


28.Negicco「ティー・フォー・スリー」
[Japan, Pop]
多彩なサウンドを彼女たちらしく仕上げた前作「Rice&Snow」に続く本作。時代にフィットするサウンドを選びつつ彼女たちの自然な姿が詰め込まれた最高のポップアルバム。シングルの詰め合わせではなく、アルバム全体を通した流れを作りつつバラード2曲で締めるという起承転結さまで含めた作品はここ最近のアイドルに出せなかった。


27.SHINee「1 of 1」
[Korea, Pop/R&B]
しゃいに5thアルバム。SMらしいトレンドを押さえたサウンドが並ぶクオリティの高い一枚ではあるものの、なにはともあれニュージャックスウィングな「1 of 1」で瞬殺。今年はTAEMINJONGHYUN各ソロ活動もクオリティの高い楽曲で楽しませてくれたSM帝国万歳。


26.CUBERS「PLAY LIST」
[Japan, Pop]
EspeciaやBiSを輩出しているつばさレコーズの男性アイドル。現代版SMAPをコンセプトに楽曲の良さでファンを獲得していくつばさっぽいアプローチはお家芸。ジャズポップな「Mr.COOL!!」やHi-Fi Cityによる「New Days」などはシンプルに良い。男性アイドルが盛り上がるのではというタイミングでのアルバムは目のつけどころがさすがという感じもするし、毎回アプローチが先を行きすぎてる気もする。

PLAY LIST

PLAY LIST

  • CUBERS
  • J-Pop
  • ¥2000


25.SKY-HI & SALU「Say Hello to My Minions」
[Japan, HipHop]
国内オーバーグラウンドヒップホップシーンである意味異端な2人によるかっこよさを追求したコラボアルバム。冒頭から引用増し増しなタイトル曲を中心に全編でネームドロップとギミックを張り巡らせた攻撃的な一枚に (解説はここを)。確かにこういうアルバムはここ数年出てなかった。

Say Hello to My Minions

Say Hello to My Minions

  • SKY-HI×SALU
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1800


24.Mitski「Puberty 2」
[UnitedStates, Alternative/Pop]
NYを拠点に活動する日米ハーフSSWによる4thアルバム。日系ということも関係してか哀愁漂うダイナミックなサウンドが全編で繰り広げられる。なにはともあれ「Your Best American Girl」が数年に1曲レベルのロックアンセム感を漂わせていて圧倒的すぎる。


23.EXO「EX'ACT」
[Korea, Pop/R&B]
日本でも絶大な人気を誇るEXOの最新アルバム。K-Popらしいトレンドを押さえてポップスへと昇華したサウンドが詰まった良作。LDN Noiseによるリード曲「Lucky One」「Artificial Love」、フューチャーベースな「They Never Know」などこの目配せのうまさはさすがSMだなと。


22.MAMAMOO「Melting」
[Korea, Pop/R&B]
大ブレイク中のWA ENTERTAINMENT所属4人組による1stアルバム。ドレーライクな「Taller then you」、キャッチーな「You're The Best」「Emotion」、バラード「I Miss You」「Just」などとにかく多彩で全曲シングルクラスな曲を集めたアルバム。コミカルなキャラクターも愛される理由か。

Melting

Melting


21.Anderson .Paak「Malibu」
[UnitedStates, R&B]
Dr.DreのComptonにもフィーチャーされていた西海岸のポップマエストロ アンダーソンパークの大ブレイク2nd。プロデューサー/シンガー/ラッパーという才能を、Robert Glasperや9th Wonderなど豪華ゲスト陣とともにすべて注ぎ込んだ傑作アルバム。Mac MillerDomo Genesisなどの客演でもヒットを量産した今年の顔。

Malibu

Malibu

  • Anderson .Paak
  • R&B/ソウル
  • ¥1500


20.Lil Yachty「Lil Boat
[UnitedStates, HipHop]
昨年は発狂フロウのOG Macoを輩出したMigosのレーベルから注目のラッパーによるデビューミックステープ。「Good Day」「1 Night」を筆頭に歌うようなフロウでゆるりとしたサウンドが楽しめる良作。2Pac、Biggieを聞いていないとか毎日ピザしか食べてないとか野菜を食べたことないとかいろんな意味で要注目な存在。フリー。


19.Dean「130 Mood: TRBL」
[Korea, R&B/HipHop]
韓国でもっとも注目されているシンガーによるデビューEP。全編メロウな構成でありながらトレンドを押さえたビートとフロウのアプローチがあったりとヒップホップ層も意識したサウンドメイクが素晴らしい。Crushと組んだメロウチューン「What 2 Do」や「D (Half Moon)」が極上すぎる。TAEYEONHEIZEなどの客演でもヒットを量産。

130 Mood: TRBL

130 Mood: TRBL


18.The Skateboad Kids「NEWTOPIA」
[Japan, Shoegaze/Indie]
名古屋の4人組によるメジャーデビュー作。シューゲイズ、USインディ、日本語ロックをこれほどのバランスで成り立たせたバンドは近年他にいないのでは。特に「1994」の音数を削った浮遊感あるサウンドと心地よいファルセットが癖になる。盛り上がっている名古屋シューゲイズシーンも含めさらにおもしろくなりそうだ。

NEWTOPIA

NEWTOPIA

  • The Skateboard Kids
  • ロック
  • ¥1200


17.BiSH「KiLLER BiSH
[Japan, Punk]
WACKの新生クソアイドルによるメジャーデビューアルバム。松隈サウンドの到達点ではと思うほど粒ぞろいの曲が揃い、アイナの掠れた声を軸に他メンバーの幼さの残る歌声はアッパーでもバラードでも心を揺さぶってくる。スラッシュハードコアな1曲目「DEADMAN」から高まるし、今年の代表曲と言っても過言ではない涙腺直撃な「オーケストラ」が本当に素晴らしい。

KiLLER BiSH

KiLLER BiSH

  • BiSH
  • ロック
  • ¥2000


16.chelmico「chelmico」
[Japan, HipHop]
レイチェルと鈴木真海子の2人組ヒップホップユニットのデビューアルバム。ノリでラップを始め友達にビートをもらい作り上げたアルバムが彼女たちの日常を描いた等身大の一枚となったという、フィメール云々ではなく国内ヒップホップとしての新しい形を提示している。心地良いリズムの譜割りが体を揺らす鈴木のラップと、ドキッとするようなワードチョイスを見せるレイチェルのバランスも良い。友達がアルバムリリースしたかのように喜んでしまう親近感あるキャラクターで勝ち。

chelmico

chelmico

  • chelmico
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1800


15.CICADA「Loud Colors」
[Japan, TripHop/Footwork]
今年メジャーデビューした5人組によるインディーズラストアルバム。ヒップホップとフットワークのリズムを取り入れた意欲的なサウンドでありつつも耳に残るのはメロディという絶妙なバランスが素晴らしい。特に「YES」はその到達点のように感じる。しかし彼女たちとしては挑戦的な作風だったらしく、メジャーデビューアルバムではがらっと変えてきたところもおもしろい。

Loud Colors - EP

Loud Colors - EP

  • CICADA
  • J-Pop
  • ¥1200


14.Especia「Mirage」
[Japan, NeoSoul/Jazz]
京進出後の再始動時に発表されたEP。それまでのファンク/ブギー感は潜め、Robert Glasperを引き合いに出されるようなネオソウル路線へとシフト。特に「Helix」が本当に素晴らしく、形式は変わったものの今後も追いかける価値のあるグループであると再認識させてくれた。しかし最新シングルではまたファンク路線へと戻り相変わらずのアプローチ下手さはもうわざととしか。

Mirage - EP

Mirage - EP

  • Especia
  • J-Pop
  • ¥600


13.ナードマグネット「CRAZY, STUPID, LOVE」
[Japan, Powerpop]
大阪発日本語パワーポップバンドによる初のフルアルバム。Weezerからの多大な影響を感じるサウンドと情けない歌詞まで含めてひたすらに甘酸っぱい気持ちになってくる。世代であれば「C.S.L」と「Mixtape」で悶絶。00年代みたいにまたパワーポップ流行って欲しい。

Crazy, Stupid, Love

Crazy, Stupid, Love

  • ナードマグネット
  • ロック
  • ¥1500


12.I Don't Like Mondays.「FASHION」
[Japan, Pop]
女子受けオシャレバンドIDLMs.による2nd。ファンクにEDMにトロピカルハウスなど、バンドという形式でTOP40系サウンドを取り込みキャッチーに仕上げるというチャートインソングとして理想的な形。そしてどれも本当にクオリティが高い。音楽=ファッションという言葉は今年の重要なテーマでもある。

FASHION (Special Edition)

FASHION (Special Edition)

  • I Don't Like Mondays.
  • J-Pop
  • ¥2200


11.Nulbarich「Guess Who?」
[Japan, NeoSoul/AcidJazz]
謎の多きバンド ナルバリッチのデビューアルバム。世界的なトレンドとなっているソウル/アシッドジャズ的サウンドながらもキャッチーなメロディが軸となっているため非常に聞きやすく、和製Jamiroquaiと呼ばれているのも納得。ぜひEspeciaさんに曲提供してほしい。

Guess Who?

Guess Who?

  • Nulbarich
  • ロック
  • ¥1600


10.Sweet William「Arte Frasco」
[Japan, HipHop]
IOやYOUNG JUJUへの楽曲提供でも知られている名古屋のクルーPitch Odd Mansionのトラックメイカーによる2nd。全編でキャッチーかつジャジーなビートを堪能できる。ジメサギIttoコンビの間違いなさを再認識できる「Sky Lady」は本当に素晴らしい。NF Zesshoやサトウユウヤなどネットラップ出身のラッパーをフィーチャーしているのも◎。POMクルーでのアルバムやKANDYTOWNとの絡みも引き続き期待したい。

 

09.DJ Snake「Encore」
[France, Electronic]
フランス出身のヒットメイカーによるデビューアルバム。「Lean On」の流れを受け継ぐJustin Bieberを招いた「Let Me Love You」や「Middle」が大ヒットしているが、トロピカルやベースミュージックなど様々な要素を取り入れUSのポップミュージック最先端を提示したサウンドが素晴らしい。

Encore

Encore

  • DJスネイク
  • ダン
  • ¥1600


08.WONK「Sphere」
[Japan, ExperimentallySoul]
Tokyoのエクスペリメンタルソウルバンドによるデビューアルバム。Hiatus KaiyoteやRobert Glasperへの日本からの回答と称されるフューチャーソウル/ジャズサウンドで、佇まいまでスタイリッシュながらライブでは若さ溢れるアグレッシブなセッションを見せる。来年は彼らを中心にシーンが動いていくかもしれない。今年の国内バンド最大の収穫。

Sphere

Sphere

  • WONK
  • R&B/ソウル
  • ¥2000


07.Chance The Rapper「Coloring Book」
[UnitedStates, HipHop]
Donnie TrumpetとのバンドプロジェクトThe Social Experimentを経た久しぶりのソロ作。本作にも独自のポップセンスでヒップホップにゴスペル要素を取り入れた多幸感ある曲が揃っている。特に師匠と仰ぐKanye Westとの「All We Got」や、「No Problem」「Finish Line / Drown」辺りは本当に素晴しい。彼の高評価を受けて、グラミー賞がフリー作品もノミネート対象とするよう規約を変更したほど。

Coloring Book

Coloring Book

  • チャンス・ザ・ラッパー
  • ヒップホップ/ラップ


06.MOROHA「MOROHA Ⅲ」
[Japan, Acoustic/Rap]
ROSE RECORDSを離れ自主レーベルYAVAY YAYVA RECORDSを立ち上げリリースされた3rd。念願のフジロックのステージに立ち、TV出演やエッセイ本の発売など活動の幅を広げたとは思えないほど、彼らの思いが凝縮された濃厚な一枚に。後半4曲の畳みかけは圧巻で、ライブバンドがここまで音源に熱量を落とし込めるのかと驚かされる。メンタルがゴミのときにかなり背中を叩かれた一枚。

MOROHAIII

MOROHAIII

  • MOROHA
  • J-Pop
  • ¥1800


05.STUTS「Pushin'」
[Japan, HipHop]
トラックメイカー/MPC奏者によるデビューアルバム。Fla$hbackS面々やAlfred Beach Sandalなど旬なゲストを迎えた粒ぞろいの一枚ではあるものの、PUNPEEがヒップホップの夜明けをクラブ帰りの情景に重ねた「夜を使いはたして」があまりに素晴しすぎるし、それに続くKMCがさらに熱い。ライブでのMPC演奏も一見の価値あり。

Pushin'

Pushin'

  • STUTS
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1650


04.LANDMVRKS「Hollow
[France, Progressive/Metalcore]
フランス発プログメタルコアバンドのデビューアルバムがひたすらアグレッシブに硬派なサウンドを作り上げた一枚で最高。NovelistsのVoをゲストに迎えた「Winter」も話題を集めたが、1曲目「Hollow」の叙情的にため込んだあとの疾走パートが本当に最高すぎる。1分でテンション上げたいときはこれ。


03.KANDYTOWN「KANDYTOWN」
[Japan, HipHop]
K-Townこと世田谷区喜多見で結成されたKANDYTOWNメジャーデビューアルバム。サンプリング主体のメロウなトラックとキャッチーなフック、ボリュームある曲数ながら短めの曲を繋いでマイクパスしていく構成と文句のつけようがない一枚。マイクリレー「R.T.N」、YUSHIの追悼曲「Good Die Young」、キャッチーな「Ain't No Holding Back」、ラブソング「Scent of a Woman」などボリュームある曲数でも維持できているクオリティに驚かされる。完全にぼくのHoodにいないタイプ。

Kandytown

Kandytown

  • KANDYTOWN
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥2100


02.TOKYO HEALTH CLUB「VIBRATION」
[Japan, HipHop]
OMAKE-CLUBからまさかのManhattan Recordsへ移籍してリリースされた3rd。フックからベタなギミック感を出した「オシャレ」、完全にフィクションなのにしんみりする「Last Summer」、FG感ある「休日はHoliday」「ミューージック」など良い意味でのキャッチーさとギミックが混ざりあうクリエイティブな一枚に。過剰に引用を入れてくるSIKK-Oは今一番聞いてて楽しめるラッパー。

VIBRATION

VIBRATION

  • TOKYO HEALTH CLUB
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1800


01.C.O.S.A. x KID FRESINO「Somewhere」
[Japan, HipHop]
日本に興味がなくなりNYへと渡った佐々木と、C-Cityこと愛知県知立市を拠点に活動するC.O.S.A.によるコラボ作。「LOVE」「Swing at somewhere」などのメロウチューンが本当に素晴らしく、ラストのP氏を招いたCHONネタ「Close to you」で完全にノックアウト。Avalanche6で観たライブはお互いの信頼性を感じさせるアクトで泣きそうになった。今年のベストアルバム、ベストライブ、ベストジャケットは彼ら。

Somewhere

Somewhere

  • C.O.S.A. × KID FRESINO
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1800